2011年9月30日金曜日

Yoshimura Kazumi

吉村和美さんの個展が
神楽坂のラ・ロンダジルで
今日から開催されている

ダイレクトメールが
届くと 作品のあまりの
美しさに溜め息がでる

実物はもっと美しかろう

2011年9月29日木曜日

日本のうた

2010年10月10日から
「日本のうた」のチケット
販売をはじめます

音楽会のくわしい
お報せは
ホームページの
公演一覧で
ごらんください

無伴奏で唄う
「うぐひす」

民謡のようで
気に入っています

2011年9月28日水曜日

白 緑 苦

食べすぎた翌日

抹茶のおかゆと
さっと茹でたレイシ

ほろ苦い
みどりの食事

白い食器に
みどりが
にあって
うつくしい

2011年9月27日火曜日

百年

わが母校が
今年百周年を迎える

そのお祝いの席で
歌わせていただく

高校時代を
思い出そうとしても
記憶が霧の向こうにいて
ぼんやりしている

夢を見て
過ごしていたからだろう

あのとき夢見ていたことは
今に通じているから
不思議だ

お祝いと
感謝の気持ちを込めて

日本歌曲
フランス歌曲
オペラアリアを
歌います

2011年9月26日月曜日

役柄

オペラでは
ある特定の人物になる

しかし
普段から人はさまざまな
役柄を演じている

自分のことを考えてみると

息子

父親
歌い手
音楽教室の講師 etc

それだけではなく
日々絶え間なく
沢山の役柄を
演じ続けている

通行人
乗客
観客 etc

実は この世も
精巧に作られた
舞台ではあるまいか

どんな役柄を
どのように演じるか
それは 人それぞれ

そして

いつからでも
人生での役柄を
変えようと思えば
変えられる

なんと愉快なことか

2011年9月25日日曜日

チラシ

来年3月30日に東京で催す
「日本のうた」のチラシが届き
早速 ホームページにアップしました

若葉を持ち
春風に吹かれている
チラシの少女は
さて 誰なのでしょうか

春の訪れを告げる頃
春の歌
恋の歌
子供の歌を皆さんに
お届けします

おたのしみに

2011年9月24日土曜日

ポッペア

11月に出演する
モンテヴェルディのオペラ
「ポッペアの戴冠」の
音楽稽古が始った

今回は
ルカーノ
兵士
セネカの弟子
行政官

四役を演じる

それぞれの役の仮面を
自然にかぶれるまで
何を試そうか

2011年9月23日金曜日

台風

一昨日の台風で
仕事が早く切り上がったからと

めずらしく
電話とメールが
相次いだ

想い出して
連絡を呉れた
友人たち

なんとも
うれしかった

ありがとう

2011年9月20日火曜日

移調

オリジナルの調性が
自分の声となじまない時

調を変えることがある

半音上げたり
半音下げたり

声にとっては
ぐっと歌いやすくなり
表現の幅も広がりをもつ

が しかし

調性には
色合いがあり
作曲家はその色合いを
大切にしているのでは
あるまいか

調を移すと
曲は 別の顔になる

同じ曲のはずだけれど
曲全体の音色が
固くなったり
やわらかくなったり
さまざまに変化する

それぞれの音には 
さまざまな色がある

2011年9月19日月曜日

新学期

夏休みが終わり
音楽教室にも
新しい生徒さんが
訪れる時期

今月も
さまざまな生徒さんとの
出会いがあり
それぞれの歩みに合わせての学びが
始まった

腹式呼吸とは
どこの筋肉を
どのように使うことなのか
どのように息を吸って
どのように息を使い
声を送り出すのか

お互いが
分かっていると
思っていることでも
ひとつひとつ
整理して
ていねいに
一緒に学ぶ

土台から
きっちり積み上げて行くと
木が年輪を重ねるように
声は 少しずつ 育ってゆく

人に伝えるということは
自分にとっても
大きな学びの機会

2011年9月18日日曜日

花嫁の目覚め

ラベル作曲 
5つのギリシア民謡 第1曲

結婚式 当日の朝
花婿は髪に飾る
金のリボンを持って
花嫁の家の前で歌を歌い
花嫁を起こす

「目を覚ましておくれ
かわいいヤマウズラ
朝日に 翼を広げよ

おまえの3つのほくろに
心は燃える

この金のリボンをごらん
おまえの髪に巻きつけようと
持ってきた

美しい人よ
さあ 結婚しよう」

2011年9月17日土曜日

語り

今年になってから
外国語の歌曲に
台詞をつけている

舞台での余裕が
すこし生まれてきたから
出来るようになった

うれしい
うれしい

今年の
秋の音楽会も
台詞を書いて
語りをつけよう

内容を知った方が
想像が膨らんで
楽しんでもらえるのではと
おもっている

2011年9月16日金曜日

そば

田舎に帰省すると
よく立ち寄る
そばやがある

登山道近くの
大きな川べりで
川からの風が気持ちよい

登山客の一見さんも
ちらほらいるが
地元の人が多い

ほそい ほそい 麺
これぞ 職人技

やわらかい出汁
すりたての山葵

しあわせだ

また みんなで行こう

2011年9月15日木曜日

鼻かぜ

気温の変化に身体が
ついていかれず

くっさめ
くっさめ

身体が休みたいと
言っている

咳の参加で決定

潔く すっぱり
休もう

2011年9月14日水曜日

絵本


子供のころから
絵本が好きだった

話がお気に入りの絵本
絵がお気に入りの絵本
大きさがお気に入りの絵本
一日見ていてもあきなかった

子供の頃にであった絵本は
絵のこまかい部分まで
よく覚えている

くりかえし
眺めた空想の世界

なつかしい


2011年9月13日火曜日

表現と技術

「こう表現したい」と
思っても

技術が足りないと
聴衆に 
伝わらないこともある

しかし

技術ばかりでも
やはり 
伝わらないこともある

卵が先か
にわとりが先か

いたちごっこは
終わらない

2011年9月12日月曜日

歯ごたえ

久しぶりに
固い 固い
せんべいをたべた

自分にとって
歯ごたえは
ご馳走のひとつ


2011年9月11日日曜日

日本のうた

来年の3月に
東京で初めて
日本のうたの
音楽会をします

チラシができあがったら
ホームページでお報せします

「日本のうた」のチラシより

春の訪れをしらせる うぐひす
桜の花をめでて 思ひだす 昔日の恋
おとぎ話のような 子供の世界
日本語で紡がれる詩歌は
どこか寂しげで美しく
わたしたちを ほっとさせる

2011年9月10日土曜日

みどりのカーテン

夏のあいだ
わが家のダイニングに
日かげを届けてくれた
レイシの緑のカーテン

秋の声をきいて
すこしづつ
緑から黄に色づいてきた

緑のカーテンは
たくさんのレイシを
食卓にはこんでくれた

ありがとう


2011年9月9日金曜日

仏師

祖父は「龍刻」という
仏師だった

母の実家へ泊まると
香のかおりに起こされて
朝 眠い目をこすりながら
いっしょにラジオ体操をした

頑固で無口だったけれど
あたたかい人だった

祖父は彫るものからの
「声」が聴こえるらしく
寝ていても彫るものからの「声」に
敏感で「枕が起こしてくれる」
と言っては
夜中でもおき出して工房へ
赴いていた

そんな祖父が旅立ったのも
工房だった

蛙の声がよく聴こえる
雨の日だった






2011年9月8日木曜日

継続は力なり

大好きな祖母の部屋には
「継続力成」と
書かれた大きな額があり
今はないあの部屋で
ごろりと寝転がると
ちょうど目に飛び込んできたものだ

こつこつ続けていると
大きな力を得られる
ということだろうが

続けることにも
力がいることは
いうまでもない

祖母という人は
はじめたことを
最後まできっちり
やりぬく人だった

祖母からもらったものは
計り知れない




2011年9月7日水曜日

秋の音楽会

秋から冬にかけて
音楽会が多くなる

気温が下がり 人々が
室内に向かうからだろうか

いくつかの音楽会の
稽古が並行して
すすんでいく

中世音楽
日本歌曲
フランス歌曲
南米歌曲
バロックオペラ etc

次から次へと
いろんなジャンルの音楽を
渡り歩く

ふしぎな気分

2011年9月6日火曜日

小さな村のちいさなダンサー

以前から気になっていた映画
「小さな村の小さなダンサー」

映画はさまざまな人生を
垣間見せてくれる

観たいと感じる映画は
今の自分へのメッセージが
多くふくまれる

また 映画を観よう



2011年9月4日日曜日

内なる声

内なる声は
いつも
話しかけてきてくれる

どんな時も
休まず

ありがとう

2011年9月1日木曜日

去年から
夏になると
麻のシャツを
着ている

2年目の
麻のシャツは
去年よりも
生地がしなやかに
なって
着心地がよい

年月をかけて
もっとしなやかに
なると思うと
いまから
楽しみだ