2011年11月30日水曜日

花森安治

愛読している季刊誌
「暮らしの手帖」の
初代編集長
花森安治の
デザインは
すばらしい

12月には
暮らしの手帖社から
「花森安治のデザイン」と
「続・暮らしのヒント集」の
2冊が発売になる

今から
楽しみです

霜月とは来年まで
しばしのおわかれ

2011年11月29日火曜日

美しい字

一葉のハガキが届いた

ハガキの文字は
楽譜を書くための
万年筆で書かれていた

書体が美しいのは
もちろんだが

その万年筆の
独特な筆先が
美しさの秘密のような
気がする

いつか
自分も楽譜用の
万年筆を
もとめよう

2011年11月28日月曜日

兼松講堂

兼松講堂で
催された
ポッペアの戴冠が
無事終了しました。

足を運んで下さった
多くの皆様
本当にありがとうございました。

拍手は、心に
とどきました。

心からの
感謝を込めて

2011年11月21日月曜日

アンケート

音楽会の後
いただいたアンケートに
目を通す

さまざまな感想
さまざまな意見を
じっくり味わいながら
今後に どう生かせるか
考えることの幸せ

メールで
アドヴァイスを
下さった方

コメントを
残して下さった方

ありがとうございます

そして

これからの糧にします

2011年11月20日日曜日

DovereとVolere

Dovereとは
「義務」「〜ねばならない」という
意を持つイタリア語。

Volereとは
「意思」「〜をしたい」という
意を持つイタリア語。

日々の暮らしで
両方とも大切な要素です。

今の時点では

無理なく続くのは
Volereかもしれないなと
感じているので

暮らしの中のDovereをVolereに
変換して楽しんでいます

2011年11月19日土曜日

遠くから

最近 東京以外の
地域からレッスンに
通って下さる生徒さんたちがいる

私が初めて声楽のレッスンで
上京したのは、たしか
高校三年生の夏だった

学生服ではなく
兄のワイシャツと
ズボンをかりて上京したのを
よく覚えている

あれから20年が経つ

先生がくりかえし
教えて下さったことは
今でも身体が覚えています

そして あの時は
理解できなかったことが
今 やっと経験を通して
分かってきました

2011年11月17日木曜日

ピアノ

今月の後半に
わが家にピアノがやってくる

今までのピアノタッチの
電子ピアノもさまざまなピッチを
作り出してくれるので
まだまだ活躍していただく

防音室にスペースを作る為に
少しずつ整理整頓をしよう

2011年11月16日水曜日

マフラー

木枯らしの吹く季節

道ゆく人の着るものも
かわってゆく

ミラノ留学時代
部屋をシェアしていた友人が
マフラーを編んでくれた

グレーの太い毛糸で
ざっくり編まれた
長いマフラー

このマフラーで
今年も温かく過ごせます
ありがとう

いつか日本で会えると
いいなと願っています

2011年11月14日月曜日

レッスン

今日は久しぶりに
東京の音楽教室で
一日レッスンをした

レッスンは
呼吸のことから
ゆっくりはじめる

自分でも
ひとつひとつ確認しながら
レッスンをすすめてゆく

レッスンをする度に
感じることだが
今日も沢山の
学びを授かった

ありがとう

2011年11月13日日曜日

100年に一度の日

さまざまな歌たちの
音楽会へお越し下さったたくさんの皆様
お手伝いをして下さった皆様

遠くからメッセージを
送ってくれた皆様

皆さんのお心遣い
しっかり届いております

本当に 本当に
ありがとうございました

心からの感謝を込めて

音楽会の感想など
どんなことでも
教えていただけると
これからの励みになります

お時間と心に余裕があれば
メールを

u.uccellino@me.com

2011年11月8日火曜日

一枚の写真

25年ほど前に
オペラ夕鶴の子役を
演じたことがある

その時の指揮は
作曲をなさった
團伊玖磨氏だった

着物にカツラをつけて
そばかすを沢山描いた
化粧をした自分が
團伊玖磨氏と写っている写真が
一枚ある

あの時の興奮
オーケストラの音色
空気感 舞台のにおいが
思い出される
なつかしい想い出の写真

2011年11月7日月曜日

衣装

日を重ねる毎に
秋色が濃くなってゆく

舞台の上は
ライトで暑くなる
かもしれないが

11日の音楽会は
ベルベットの
衣装にしよう

ベルベットの衣装は
去年のシーズンに
ある店で求めた

今回
初めて着る衣装

息を送るふいごになる
胴回りの部分に余裕があるか
最終確認をしよう

2011年11月6日日曜日

至福の時間

一日の労働を終え
身を横たえて
眠りにつくまでの時間が

自分にとって
幸せの時間

眠るまでの間
思いを巡らしたり
読書をしたり
朗読に耳を傾けたり

一日を一生に
例えると
眠りにつくことは
死を意味する

日ごとの小さな死の瞬間が
感謝 赦し 愛を
思う瞬間であったなら
幸せの時間は
至福の時間となるだろう

2011年11月5日土曜日

からりこ

11月11日のプログラムより

團伊玖磨作曲
北原白秋作詩

「六つの子供のうた」より

からりこ

からりこと 音がしてるよ
からりこは 下の谷間よ

からりこの 窓は 日和よ
からりこよ 菊のさかりよ

からりこと 筬がはづむよ
からりこと こだましてるよ

からりこよ 誰か見えたよ
からりこの 音が やんだよ

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

からりこは、機織の音です

2011年11月4日金曜日

ねむの木

11月11日のプログラムより

中田喜直作曲
野口雨情作詩

「ねむの木」

眠れよ 眠れ
ねむの木よ 眠れ
夕やみゃ 来たぞ

ねむの木が 眠りゃ
雀が かえる

河原のやぶへ
雀よ かえれ

夕ぼしゃ 出たぞ
雀が かえりゃ
ねむの木が 眠る

2011年11月3日木曜日

アッシジの聖フランチェスコの祈り

何年前だっただろうか
ピサへ旅した時に
アッシジの聖フランチェスコの生涯を
描いた映画「ブラザーサンシスタームーン」の
衣装展示が洗礼堂で催されていた


ふとその時のことを思い出したので
今日は 聖フランチェスコの祈りを
紹介します

・・・・・・・・・・

主よ、あなたの平和をもたらす道具として
私をお使いください 
憎しみのあるところには 愛を
不当な扱いのあるところには 一致を
疑惑のあるところには 信仰を
誤っているところには 真理を
絶望のあるところには 希望を
暗闇には 光を
悲しみのあるところには 喜びを
持って行くことができますように
慰められることを求めるよりは 慰めることを
理解されることよりは、理解することを
愛されるよりは 愛することを
求める心をお与えください
私たちは自分を忘れ去ることによって
自分を見いだし
許すことによって 許され
死ぬことによって
永遠の命をいただくのですから






2011年11月2日水曜日

われは草なり

われは草なり
伸びんとす
伸びられぬ日は
伸びぬなり
伸びられる日は
伸びるなり  


われは草なり
緑なり
全身すべて
緑なり  


毎年かわらず
緑なり
緑の己れに
あきぬなり  


われは草なり
緑なり
緑の深きを
願うなり  


ああ 生きる日の
美しき
ああ 生きる日の
楽しさよ


われは草なり
生きんとす
草のいのちを
生きんとす




高見順「重量喪失」より

2011年11月1日火曜日

リディア

11月11日のプログラムより



リディアよ 
純白のうなじに 流れる 
君がほどいた金の髪
ばら色の頬 
なんと美しいのだろう

神々しい百合の香りの中で 
交わした くちづけは 
私から魂を奪い去った

愛する人よ 
どうか 私に魂をかえしておくれ 
私が永遠の幸福の中で 
息絶えるために