カレンダーは
ノラヤさん作の「こよみ」
きょねんは 「あぶらごよみ」
ことしは 「ねむりごよみ」
6月は 窓に雨がぱらぱらあたり
カーテンがゆれる「雨音」の絵
今日で 6月とは さようなら
7月の絵は なんだろう
10 mesi della mia figlia
2011年6月29日水曜日
愛か それとも 恋か
7月9日の音楽会「さらば、愛しい人よ」
のプログラムから
ジョヴァンニ・サンチェス作曲
Usurpator tiranno「情け容赦ない簒奪者」
大意
「リッラは 新しい恋人のもとへ
それでも、お前の瞳は私を照らし
美しい金の髪は、心を縛り付けて放さない
愛の神も、この想いを捨てさせることはできまい
私は、かつてのようにお前の名を愛そう
リッラよ、長い歳月が流れたあと
私が誠実な男だったと気づくだろう」
ふたりで もえあがった 恋 から
リッラのきもちが 他の人へ
それでも 思いつづける 主人公
自らの状況が 幸せで満たされなくても
相手の幸せを なんとか 受け入れようとする
恋愛は 「恋」が先で「愛」を後におく
偶然ではないだろう
恋の掛け橋をわたって 愛の楽園に行けた者たちは
しあわせ者
イタリア初期バロック歌曲の詩は
愛の歌 でなく 恋の歌が おおい
「恋する」と「愛する」
なんだか 大きく ちがう気がする
ふたりで もえあがった 恋 から
リッラのきもちが 他の人へ
それでも 思いつづける 主人公
自らの状況が 幸せで満たされなくても
相手の幸せを なんとか 受け入れようとする
恋愛は 「恋」が先で「愛」を後におく
偶然ではないだろう
恋の掛け橋をわたって 愛の楽園に行けた者たちは
しあわせ者
イタリア初期バロック歌曲の詩は
愛の歌 でなく 恋の歌が おおい
「恋する」と「愛する」
なんだか 大きく ちがう気がする
恋とは 自分本位なもの
愛とは 他人本位なもの
ではあるまいか
2011年6月27日月曜日
2011年6月26日日曜日
2011年6月25日土曜日
太陽は甘き光を身に纏い
さらば、愛しき人よ
プログラムより
モンテヴェルディ作曲
プログラムより
モンテヴェルディ作曲
太陽は甘き光を身に纏い
春の輝きを花の季節に投げかける
優しい愛で陶酔し
クローリダの胸の中で眠る静かな風も
今や気ままでかぐわしく
うねり、ふるえて、草木を芽吹かせる
風も地も空も愛に息づいている
そうして、愛で全ての心を燃え立たせるのだ
いままで私は固い氷で武装し
愛の攻撃から身を守っていたのに
あの赤く焼け付く矢の一撃は
魂を通り抜け、私の胸を痛めつけた
今や新しい天のもと、全てが変わった
かつては美しい双眸に降伏すべきでは
なかったが
そんないつもの厳しさは潜めて
さあ、愛で私の心を燃え立たせるのだ
2011年6月24日金曜日
2011年6月23日木曜日
2011年6月22日水曜日
2011年6月21日火曜日
2011年6月19日日曜日
2011年6月18日土曜日
2011年6月17日金曜日
2011年6月15日水曜日
2011年6月14日火曜日
2011年6月13日月曜日
Vanitas
アントニオ サルダゴ ペレダ(1608-1678)の絵に、
『Vanitas』という題名の絵がある。
『Vanitas』とは、ラテン語で『空虚・無益・虚偽』の
意味。
その絵は、眠っている紳士の傍らのテーブルの上に
時計、ろうそく、頭蓋骨、花、楽譜、お金やアクセサリーが
ところ狭しと並べられている。
これらは、時間・炎・人間・植物・音・富を象徴し、
儚く消えていってしまうものばかり。
『Vanitas』とは、消えていくもののもつ『儚さ』と
考えるとしっくりくる。
音楽家たちが奏でて
儚く消えていった音たち。
感動を与えた音たちは、
人の心に刻まれて、
儚く消えないものに変わるのかもしれない。
『Vanitas』という題名の絵がある。
『Vanitas』とは、ラテン語で『空虚・無益・虚偽』の
意味。
その絵は、眠っている紳士の傍らのテーブルの上に
時計、ろうそく、頭蓋骨、花、楽譜、お金やアクセサリーが
ところ狭しと並べられている。
これらは、時間・炎・人間・植物・音・富を象徴し、
儚く消えていってしまうものばかり。
『Vanitas』とは、消えていくもののもつ『儚さ』と
考えるとしっくりくる。
音楽家たちが奏でて
儚く消えていった音たち。
感動を与えた音たちは、
人の心に刻まれて、
儚く消えないものに変わるのかもしれない。
2011年6月12日日曜日
2011年6月11日土曜日
2011年6月10日金曜日
さらば、愛しい人よ
「さらば、愛しい人よ」イタリア初期バロック歌曲の音楽会。
7月9日に茗荷谷ラリールホールで、リュート奏者の山谷英己氏と共に。
400年前 イタリアの宮廷で奏でられた 古の響き。
おたのしみに。
山谷英己(やまやひでき)リュート、ギター
東京都出身。カリフォルニア州立大学サンタ-クルーズ、アーバイン両校の音楽科(ギター/リュート科)卒業。
同大学 院修了。R.ストリズィッチ、J.シュナイダーマン、J.タイラー各氏にリュートとギターを師事。
2001年度のEarly Music Americaの奨学金を得てミラノ市立音楽院古楽科に留学し、リュートをP.バイヤー氏に師事。同音楽院在籍中にミラノを中心にイタリア各地で演奏会に 多数出演。
2003年からは活動の拠点を再度アメリカに移し、アストリア音楽祭、サンタクルーズ古楽祭への招聘演奏をはじめ、ポートランドオペラ、ポートランドバロックオーケストラなどの主要古楽演奏団体と共演を行い、
好評を博している。
近年では、バロック・マンドリン奏者としての活動の場を拡げ、本年度のポートランドバロックオーケストラのシーズンにソリスト として出演が決定している。現在、アメリカ合衆国オレゴン州在住。
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