「日本の笛」より
北原白秋 詩
びいでびいでの木の花は紅い
花かんざしのような南国の花「びいでびいで」
びいでびいでの
今 花盛り
紅いかんざし
暁の霧
びいでびいでの
あの花かげで
何とお仰った
末かけた
___________
歌曲集巻末
作曲家自身が次のように
解説を寄せている。
「びいでびいで」は亜熱帯に咲く
燃えるような赤い花で、
木の梢に房状につく花は島の娘の
花かんざしのように美しい。
前奏は南国の明るさをあらわすように、
きわめて甘美に奏され、
いきいきとたのしくうたわれる。
(くり返しは自由。)
楽譜を音にする者にとって
楽譜以外の作曲家の言葉は
とてもありがたい
27日に
このかわいらしい曲も
披露します
おたのしみに
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