2015年10月20日火曜日

アッフェット

イタリア語の
アッフェット「affetto」は情感
などと訳されるが、
心が揺さぶられることだと
理解している。

心揺さぶられることは
日々の暮らしの中で
よく出会う。

先日、幸運なことに
そんな舞台にであった。

女優 梶美和子さんの
ひとり語りの舞台。
山本周五郎原作
「落ち梅記」。

凛とした立ち居振る舞いのなかに
優しさがあって、
彼女の声は
変幻自在で
小さくも大きくも
また
高くも低くもなり
聴衆の心をつかんでいく。

最後は
皆、涙した。

歌は、語りより
言葉数が少ない分
メロディーが助けてくれる。

しかし
聴衆は、日本人、
自分の歌うのは
日本語ばかりではない。

アッフェットのある
歌をとどけるには
どうすればよいか
答えはみつかっていない。







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