2015年10月26日月曜日

身につけたいもの

『ほほえみ』 ロバート バー詩

ほほえみは お金を払う必要のないものだが
相手にとって 非常に価値を持つものだ
ほほえまれた者を 豊かにしながら
ほほえんだ人は 何も失わない

フラッシュのように 瞬間的に消えるが
記憶には 永久にとどまる
どんなにお金があっても ほほえみなしには貧しく
いかに貧しくても ほほえみの功徳によって富んでいる

家庭には平安を生み出し 社会では善意を増し
二人の友の間では 友情の合言葉となる
疲れたものには休息に  
失望するものには光となり
悲しむものには太陽  
いろいろな心配に対しては 自然の解毒剤の役割を果たす

しかも 買うことのできないもの
頼んで得られないもの
借りられもしない代わりに 盗まれないもの
なぜなら
自然に現われ 与えられるまで存在せず
値打ちもないからだ

もし あなたが誰かに期待したほほえみが得られなかったら
不愉快になる代わりに
あなたの方から ほほえみかけてごらんなさい

実際 ほほえみを忘れた人ほど
それを必要としている人は いないのだから 

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